一般教書演説

英語ではState of the Union address（ステート・オブ・ザ・ユニオン・アドレス）です。直訳すると合衆国の状況に関する演説ですから、アメリカ合衆国の現状についての大統領の見解を示す演説ということとなります。

 

上院と下院の両院の議員に対して行われるもので、年頭に行われるので予算教書などと区別されるため日本語では年頭教書とも呼ばれます。通常は1月の最終火曜日に実施されます。

 

三権分立の下で大統領は議会への出席権がないため、議会に招待される形で口頭で行われる演説となります。議員だけでなく最高裁判事、副大統領などの閣僚、さらには統合参謀本部の軍人など、三権だけでなく軍部のトップも参加することから米国でも最も重要な国事の一つです。

 

内政や外交に関する現状と政策を示すので、FX相場にとっても大きなニュースとなりうるわけです。お騒がせのトランプ大統領時代には特に重要といってもよかったでしょう。バイデン政権に変わりましたが、ここでの発言がヘッドラインとなり為替相場を動かすことには変わりません。

 

FX入門者や初心者の方は特に、これで相場が動くことがあるので、気をつけてくださいね。

 

用語集へ戻る

 

当サイト内の文章・画像等の無断転載は厳禁とさせていただきます。引用される場合には、著作者名と当サイト名を必ず明示し、引用された部分をカギカッコで囲うなどの引用ルールを厳守ください。