FX初心者向け入門・始め方と口座比較

ディップ/押し目

英語ではdip(ディップ)です。野菜スティックやバーニャカウダを注文するとソースがついてきて、そのディップソースに野菜を浸して食べますよね?この浸すや沈めるという意味のディップです。

 

ディップには他に価格が下がる、落ちるという意味もあり、そこから転じて株やFXなどの相場の世界では、いわゆる押し目のことを指すようになりました。

 

トレンド相場が形成された際でも一本調子に上昇するわけではなく、一時的に流れと反対方向に動く、つまり少し落ちることがありますよね。これが押し目です。

 

「相場の流れに乗り遅れた時に焦って高値つかみをすることは避けるように」、と今井先生は書かれています。そのためには、この押し目を待つことが重要です。

 

しかし、「押し目待ちに押し目なし」という相場格言があるように、相場は一度勢いがついてしまうと押し目なしにそのまま上昇し続けることも多いです。2021年10月の米国株式やビットコインなどの仮想通貨の動きを見ていると、まさにそのような状況になっていますよね?特に米国株は、100を上回れば割高といわれるバフェット指数が7月から200を超えているにも関わらず、連日の高値更新を続けています。

 

歴史的に前例のない超金融緩和が世界中で行われている現在においては、過去のこうした法則も通用せず、押し目という押し目は存在しないのかもしれません。しかし、トルコリラをロングしたミセスワタナベのようにFX相場から退場しないことがまず最初の条件です。そうした意味でも、FX入門者や初心者の方であっても、ディップがなかったならばきっぱりと諦める勇気が必要です。

 

実際、FXにおいては2021年の相場はレンジ相場が続いており、勢いのあるトレンド相場はありませんでした。しかし、こうした際には必ずディップがあるので、我慢するべきなのです。そして、11月にはBOEショックで、クロス円を中心に円高となりました。ポンド円は1日で156円半ばから152円半ばまで4円も下げました。ここでロングできた方は我慢強さを養えた中級者レベルといえるのかもしれまえん。高値づかみは避けるようにしましょう!

 

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