FX初心者向け入門・始め方と口座比較

ナンピン

漢字では難平と書きます。英語ではaverage down(アベレージダウン) またはaveraging down(アベレージングダウン)と言います。日本語では何のことか全くわかりませんが、英語を見ると“平均を下げる”という意味なのだとよくわかりますよね。

 

買い(または売り)ポジションを持った後に予想と反対に相場が下がった(または上がった)場合に、平均取得単価を下げる(または上げる)ために再び買い(または売り)ポジションを持つことです。

 

株式では常道とされている手法であり、逆張りと組み合わせて使われることが多いです。長期投資に向いた手法とされています。

 

ところが、数年間も持ち続けることも普通である株式と異なり、FXでは一番長期の投資法であるスイングトレードでさえ通常は数週間しかポジションを持ちません。さらにFXでは、流れに乗るトレンド相場が儲けやすいとされていて、順張りと、ナンピンとは反対の手法であるピラミディング(買い載せまたは売り載せ)が基本です。

 

ナンピンの後に相場が戻ればよいのですが、さらに反対方向に動くと、ナンピンをした分損失が増えることになり危険です。

 

例えば1米ドル=110円で最初にエントリーしたとします。1ドル=106円に下がったので、もう一度同量の買いを入れると平均取得単価は1ドル=108円となります。108円を上回れば利益が出るわけです。しかし、1ドル=103円になってしまうと、ナンピンしなければ損失は110−103の7円で済んだのが、106—103の3円が加わり、10円となってしまいます。トレードの量にもよりますが、強制ロスカットが近づいてきます・・・・・。

 

トレンド相場になると一気に相場が動く短期投資主流のFXでは、株式とは異なり、ナンピンは基本は禁じ手であり、入れても1回を限度とすることがルールとなるということを、FX入門者や初心者の方は、頭に入れておきましょう!ここが株式との大きな違いなのです。特にベテラン株式投資家でFXを始めた方は注意をしましょう。元プロディーラの手口を見ていると、こんなに下がったのにナンピンではなく売り乗せをするのか!と驚かされることになるので。

 

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