FX初心者向け入門・始め方と口座比較

ビジョン/ヴィジョン

英語ではvision(ビジョン/ヴィジョン)。元の意味は視覚、視力という意味です。そこから転じて、将来にどうなっていたいかという未来像のことを指します。ビジネスでは特に先見性のことも意味します。将来何が起きるのかを予測し、そのためにはどうすればいいのかと想像することです。

 

欧米企業の5カ年計画などの中長期計画でははまずVisionありきです。Mission(ミッション)、Objective(オフジェクティブ)などと一緒に使われ、混同されがちですが、Missionは使命であり、Objectiveは目標という意味ですので、違いがご理解いただけると思います。筆者は1990年代に某外資系企業の米国本社でトレーニングを受け、このVision、Mission、Objective、Strategyを元にした中長期計画を作成してきました。

 

日本の大手企業でも、中長期計画を見てもこのヴィジョンが不明確な場合が多いです。日本企業は長期的志向で欧米企業は株主重視の短期的志向だと言われますが、ヴィジョンという観点から考えると、起業の際には確固としたヴィジョンをまず作成することから始める欧米企業と比べて、日本企業は利益重視の短期的志向といえるのではないでしょうか?それだけ日々の仕事を積み重ねのボトムアップ型の企業がまだ多いということなのでしょう。

 

地球温暖化のおかげで、ヴィジョンの重要性が一般にも広く知れ渡るようになったのではないでしょうか?ESGを考慮しない企業には投資をしないというファンドも現れています。これから起業する方はまずこのヴィジョンを真剣に考えることから取り組むべきです。米国の新興企業のウェブサイトに行けば必ずヴィジョンが掲げられているはずです。類似企業を日本に持ってこようとしている方は特に参考にすべきでしょう。

 

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