戻り売り

英語ではsell the rally(セル・ザ・ラリー）またはsell into rally（セル・イントゥ・ラリー）といいます。押し目買いと反対の言葉です。下落相場の流れの中で一時的に戻したところを狙って売るという手法を指します。

出来高を伴っている場合は流れが反転して相場が上昇に転じることもありますが、そうでないときは、一時的な売り方の買い戻しであり、再びベアマーケットに戻ると考えられます。いわゆる、デッド・キャット・バウンスというやつですね、こうした際に売りポジションを持つことです。

FXでは株式と異なり、順張りが基本です。単に下落したからという理由で買い、上昇したから売りを入れる逆張り手法は、禁じ手となっています。株式からFXに転じた投資家の方は、気をつけなくてはなりません。

しかし、出来高を伴い、順張りの流れの中で一時戻した際に売りを入れる戻り売りは、逆張りとは異なり、高値を探るという意味で打診売りを入れるという意味で有効です。

FX入門者や初心者の方は逆張りは禁じ手ですが、戻り売りは少額で試すという意味では良い手法だと区別するようにしてください。もちろん逆指値注文はしっかり入れましょう！

押し目買い同様に、FXではトレンドができると戻りがないケースが多いです。特にショートと呼ばれ買いよりも動きが短い（速い）売りトレンドでは、戻りがない場合がより普通といえるでしょう。そうした際には戻りを待たずに少額で流れに乗るのもありでしょう。

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