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ラッセル2000株価指数

英語ではRussell 2000 Index(ラッセル2000インデックス)です。ラッセルインベストメント社が開発したアメリカを代表する小型株指数です。

 

ニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場銘柄において、時価総額が1,000位から3,000位に位置する2,000の小型株の時価総額を加重平均することで産出されています。そこから2,000という名がつけられました。

 

Russell 3000 Index(ラッセル3000インデックス)という3,000の銘柄で構成された指数が元となっています。1986年12月31日の値(135.00)を基準値として算出され、銘柄入れ替えは年1回実施されています。

 

アメリカのほとんどのファンドがベンチマークとして採用しており、非常に重要な指標です。ダウ平均やNASDAQの先行指標とされており、この指数の動きはファンドマネジャーなど世界中のプロの投資家から注目されています。

 

分散投資として株式やCFDをされている投資家の方はもちろんですが、例えば株式相場が低迷している際にこの指数がブレイクするとリスクオンとなり円安となるなど、FXにも影響を与えます。

 

相場の転換を教えてくれる炭鉱のカナリアとして代表的な指標と言えるので、FX入門者や初心者の方も覚えておいて損はないでしょう。

 

例えば、2021年12月10日の米国株式は11月のCPI+6.8%と39年ぶりの高い伸びでしたが、バイデン大統領がこれには11月の原油価格の下落は含まれていないと事前に発言、7%もありうるとの懸念があったため、ナスダック、ダウ、S&P500とそろって上昇しました。しかし、ラッセル2000は下落しています。やはり先行指標とされる「ドクターカッパー」と呼ばれる銅価格も下がっています

 

CPIが無事に通貨したという安心感からか、主要株式もクロス円も上昇しましたが。しかし、15日にはFOMCが控えています。CPIの上昇でテーパリング早期修了と利上げが早まる可能性もあります。このラッセル2000の動きはFOMCでのタカ派発言でのリスクオフを織り込んでいるのかもしれません。やはりこの指数は毎日見ることを習慣化したほうがよいと思われます。

 

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