FX初心者向け入門・始め方と口座比較

ドテン

ドテンは日本語の略語で、“途転”が訛ったものと言われています。漢字の意味そのままで、途中で転向するという意味です。FXでは、現在ホールドしているポジションを決済して、反対のポジションを取ることを指します。

 

例えば、米ドル/円の買いポジションを持っていたときは、買いポジションを手仕舞うだけでなく、さらに、反対に売りポジションを持つこととなります。

 

FXで成功されている方はこのドテンが得意です。相場が予想通りに動けば、上記の例ならまずは買いで儲けて、さらに売りで勝てるので、大きな利益をあげられることになります。

 

例えば2021年11月4日にイングランド銀行は市場予想の利上げを行わず据え置きとしました。その後、一気にリスクオフとなり、BOEショックと呼ばれた円高が進みました。こうした際に、英ポンド/円などのクロス円をロングしていたのならば、すぐに損切りをしてドテンをしてショートに移行していたならば、数日後には儲かっていたことでしょう。ドテンには、こうした損切りを行う勇気が必要となります。

 

このBOEショックにおいては、元プロディーラなどの上級者の方は損を最小限に留めるどころか儲かったわけです。しかし、たた指をくわえて眺めていただけのFX入門者や初心者の方は、逆指値をしていたならば少額の損切りで済んだでしょうが、していなければ、どんどん損が膨らんでいったことでしょう。

 

このドテンのタイミングを計るのが難しく、やはり相場観だけではなく相場感や相場勘も必要なのでしょうね。生まれつき相場勘を持っていると思われる今井先生が羨ましいですね。

 

ドテンがうまくなるには経験が必要です。BOEショックで損を出してしまった方は、次回はドテンをできるようにして、その損を取り返せばいいのです。ドテンができるようになればFX入門者や初心者を脱して中級者の域に入ったと言ってもよいのかもしれません。そして、11月26日、サンクスギビングでの薄商いの中、ワクチン効果が小さい南アフリカでの新型コロナウイルス変異株発見のニュースに、株式市場が暴落、円高となりました。今回はドテンをできたのでしょうか?

 

FX入門者や初心者の方は、相場に慣れるまではドテンができなくても気にせずにいてください!

 

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