GDP/国内総生産

2022年1月19日

英語ではGeneral Domestic Product(ゼネラル・ドメスティック・プロダクト)の頭字語で、日本語では国内総生産です。国家の経済力を示すために一番重要とされる指標です。

 

GNP(General National Productの略で国民総生産)とよく混同されますが、GDPは海外での経済活動、例えばトヨタのアメリカ工場は含まれません。1980年代まではGNPが重要視されましたが、工場の海外移転が進んだ現在ではGDP が国力を測るための物差しとなっています。

 

また、FXは異国間の為替取引ですので、そうした観点からもGNPよりもGDPが重要となります。

 

GDP世界一、つまり世界一の経済大国はもちろんアメリカで、日本は長らく2位につけていましたが、残念ながら中国に抜かれ、現在は世界第3位となっています。

 

国家の経済成長率を表す指標が、GDP成長率となります。インフレ率により実際の成長率は異なりますから、このインフレ率を考慮したものが実質GDP、考慮しないものが名目GDPと呼ばれています。

 

日本ではバブルが崩壊した1990年代以降のいわゆる“失われた20年”ではデフレが恒常化しています。実質GDPも平均してわずか0.6%成長、インフレ率はマイナス1.3%となっています。潜在成長率も機関により数字は異なりますが、1%に満たないという結果となっています。

 

つまり、ほとんど成長していないし、今後も成長は見込めないということになります。

 

11月15日に発表された日本の2021年第3四半期のGDPは前期比-0.8%、年率換算で-3%と2四半期ぶりのマイナス成長となりました。新型コロナウイルスで1番打撃が少なかった日本が、欧米よりもひどい結果に終わってしまいました。対象的に米国の指標は強いものばかりでした。利上げ見込みだったイングランド銀行が利上げを見送ったBOEショックで円高が進んでいた為替市場も、この発表後は円安が進んでいます。

 

GDPもFXに影響を与えることもあるという例ですので、日本だけでなく米国や欧州、豪州、英国のGDPについては入門者や初心者の方も注目すべきでしょう。

 

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