FX初心者向け入門・始め方と口座比較

短期筋

短期の利益を狙う投機家(speculator)のことです。機関投資家などの中長期投資を狙う投資家(investor)と区別されます。

 

投機家とは一方向に動く相場で利益を得るのが常であり、それに対してドヘッジファンドhedge fund)は分散投資によりリスクをヘッジするわけですから、元々はヘッジファンと短期筋とは相反する存在でした。

 

しかし近年は、ヘッジファンドというと短期の利益を得るために相場を仕掛け、一方向に動かすというアクションを起こすので、短期筋の代表格と言われていることが多いようです。

 

特にアルゴ取引と呼ばれるプログラムで自動的に売買を行うCTA などが相場のかく乱要因となっています。FX入門者や初心者の方は、こうした短期筋がどう動くかと彼等の立場になって考え、トレードを行うべきです。

 

今井先生のおっしゃる行動心理学ですね。例えば米ドル/円の115円などの区切りのいい場所には多くの売り注文が並んでるから、そこを抜けると天井知らずとなるので、売り注文が多い際には短期筋がしかけてくるとか、ポンド/円の151円は日足のEMA20日線にあたり、ここを抜いても短期筋のだましがあるかもしれないので、しっかりと抜けるまでは買いをいれないとかの予測が求められるわけです。

 

近年は上述のCTAなどが自動売買で仕掛けてくる騙しが多くなっているので、チャートの定石通りの売買はうまくいかなくても、不思議ではありません。注意が必要です。

 

特に日本の個人投資家の買い注文が積み上がっている際の、年末年始やGW、お盆休みなどの日本の長期休暇中には短期筋の仕掛けでオセアニア時間の商いの薄い時間にフラッシュクラシュが起きやすいので、FX入門者や初心者の方は買いポジションは休み前に閉じる習慣を身に着けましょう!

 

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