FX初心者向け入門・始め方と口座比較

リスクオフ/リスク回避

元々は経済用語であり、英語ではrisk aversion(リスクアヴァージョン)となります。リスクを取らないという意味で、リスクアバースとしてビジネス用語として日本語としても通じるようになってきました。しかし、相場の世界では、リスクオンに対比する言葉としてリスクオフが好んで使われています。日本語ではリスク回避とも呼ばれます。

 

例えば、2017年の北朝鮮によるミサイル発射、2018年から現在まで続くトランプ大統領による貿易戦争への懸念などの地政学リスクや政治不安が起きると、投資家心理が萎縮します。その結果起こるリスク資産から安全資産への逃避行動を指します。

 

株式、特に途上国のもの、は売られ、比較的安全とされる債券、その中でも米国債など利率は低いが信用が高いもの、が買われます。金も同様です。投資家がリスクに極めて敏感な際には、キャッシュ、現金へと資金が流れ、投資家の現金比率が高まることとなります。

 

2018年12月に米国大手投資銀行のJPモルガンが2019年にはこの10年間では初めて株式よりも現金保有を増やすことを投資家に推奨しました。まさに、リスクオフ相場を懸念しているということになりますね。

 

FXにおいては、スイスフランと円、さらに最近は有事のドル高の再来のようにドルが買われ、他の通貨は売られることとなります。

 

特に経済状況がよくないのに高金利で投資家の資金を集めている新興国通貨、つまり、トルコリラ南アフリカランドやブラジルやアルゼンチンなどの中南米諸国の通貨は大きく売られることとなります。

 

スワップポイント狙いでこうした高金利の新興国通貨を買われている方は、気をつけましょう。2022年はアメリカの金利が上昇し、バイデン政権のインフラ投資政策もあり、新型コロナウイルス流行での緊急利下げ以来の超緩和政策でだぶついていた資金もアメリカに還流する動き(レパトリ)が出てくるでしょうから、以前にもまして注意が必要です!

 

2020年3月はFRBの緊急利下げに世界中の中央銀行が追随、資金が再びエマージング市場へ還流、2017年までの適温相場に戻りつつあり、リスクオンの動きが出ていました。

 

2021年6月にはテーパリング開始が噂になると、エマージング通貨は下落をはじめました。12月現在は、11月のBOEショックとサンクスギビング最中のオミクロン変異株、パウエル議長のタカ派転向発言のおかげでリスクオフとなっています。オミクロン株は重症化しないとの報道もでてきました。今後に注目です!

 

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