FX初心者向け入門・始め方と口座比較

FX入門〜初心者は外貨預金はFX会社がおすすめ!銀行口座と比較すると断然おトク!

外貨預金は銀行口座と比較するとFX口座が有利なので、FXに興味がなくてもFX会社に口座を開設すべき!

 

今回の「ABSの今井雅人流初心者向けFX入門・始め方と口座比較」の講義は、現在銀行で外貨預金を保有している投資家の方へのFX口座開設のおすすめです。FXに興味がなくても、これを契機にFXの始め方や仕組みを学ばれてはいかがでしょうか?

 

外貨預金からFXまで、外貨建て商品に共通するメリットのひとつは、為替差益が期待できることです。為替差益は、為替レートの変動で得られる利益です。つまり、円で購入した外貨がその後外貨高・円安に動いた場合に、獲得できます 。

 

たとえば 、1米ドル=100円の時に100万円分を米ドルに投資したとします。その後、1米ドル=120円の円安・米ドル高になった際に売却すると 、100万円が120万円になり、20万円の利益が発生します。

 

FXのメリット1. 外貨預金と異なり、円高に備えて円を売ることができる

しかし、為替はいつも円安になるとは限りません、円高・米ドル安に動くこともありえます。そうしたケースで 利益を狙える外貨建て商品は 、円を買い外貨を売ることもできるFXだけなのです。

 

分散投資の一環として株式や外貨預金を持たれている場合には、株式が上昇すると通常はリスクオンとなり、ドル高が進みます。しかし、反対にリスクオフとなり株式が下落すると円高が進むので、ダブルで損失を抱えることとなってしまいます。

 

そうした観点から、売りから入れるFXを分散投資の一環として始めることは、悪くない選択肢でしょう。株式などでのベテラン投資家もFXを入門者や初心者として手がけ始めてはいかがでしょうか?

 

FXのメリット2. 金利は外貨預金の金利より高く設定されている!

金利差を享受できることも、外貨投資の大きなメリットです。日本は現在マイナス金利であり、他国と比較して 低金利であるためです。一方、外貨建て商品の代表的通貨である米ドルは新型コロナウイルスの流行で2020年3月に利下げに転じたもののの、サプライチェーンの目詰まりによる30年ぶりのインフレにより先進国の中ではニュージーランドや英国に続き3月16日のFOMCで2年ぶりに利上げを実施、金利は0.25~0.50%となりました 。

 

そのため、外貨建て商品で円を売って米ドルを買うと、日米の金利差が得られるのです。これは、保有期間が長いほど効果的です。

 

また、米国よりもさらに金利水準の高い国もあります。南アフリカ やトルコ など です。ちなみに FXの場合、金利はスワップポイントと呼ばれます金利の低い円を売って金利が高い外貨を買ったときは、円と外貨の金利差分をスワップポイントとして毎日獲得することができます

 

ただし、反対に円を買って米ドルを売った場合にはスワップポイントを受け取るのではなく、支払うことになるので、FX入門者や初心者の方は注意が必要です。

 

現在は新型コロナウイルスによる世界的金融緩和のため、南アフリカの通貨ランドやトルコの通貨トルコリラなどの一部の通貨を除いては、残念ながらその旨味はほとんどありません。それでも米国の金利は年末にはドットプロットの中央値では0.9%となります。そしてFXのスワップ金利は外貨預金の金利より高く設定されています。

 

外貨建て商品のメリット

図8 外貨建て商品のメリット

外貨建て商品のリスクは為替差損、カントリーリスク、情報量の少なさ

日本円で投資する金融商品にもリスクがあるように、FXを含む外貨投資にもいくつかのリスクが存在します。リスクの第一は、為替差損です。

 

たとえば、1米ドル=100円で100万円分購入した外貨預金があるとします。その後 、円高・米ドル安が進行して1米ドル=80円になったとしたら……。解約して円 として受け取る額は100万円から80万円に減ってしまうのです(金利の利息分や手数料は除く)。

 

外貨預金 や外貨建てMMFは円を売って外貨を買う商品なので、円高には弱い商品です。外国債券、外国投信、外国株式も同様です。

 

第二は、カントリーリスク、地政学的リスクです。どんなに金利が高い国であっても、その国の信用度が低い、あるいは政情が不安定な場合は 、リスクは高くなります 。上述の南アフリカやトルコが、まさにこれに当たります。

 

そのほかに考えられるリスクは、情報量の少なさでしょう。たとえば、米ドルと米国に関しては、新聞やテレビ、インターネットなど毎日あらゆる方法で情報を得ることができますが、実情が見えにくい国や通貨 もあります。そうした国への投資は、たとえ高金利であって もリスクがあることをFX入門者や初心者の方は忘れてはなりません。

 

もちろん外国株や外国債券には、日本のそれと同様に、価格変動リスクや発行体の信用リスクが存在します。

 

外貨投資のリスクとその種類

図9 外貨投資のリスクとその種類

外貨建て商品のほとんどは、円建ての商品よりも手数料が高く設定されています。コストの中身を理解して、外貨建て投資を活用しましょう。

 

FXのメリット3. 外貨預金と手数料を比較すると、圧倒的に有利!

まずは、 外貨預金の手数料。米ドル預金は、都市銀行 のほとんどが為替手数料を1米ドルにつき往復2円と設定しています。(インターネットだと安い銀行もあります。ネット銀行では基本的に往復50銭以下であり、一部には10銭を切る銀行もあります)。

 

それ以上に高い為替手数料が設定されているのが、米ドル以外の外貨預金です。都市銀行においては 、ユーロだと通常1ユーロにつき往復2円から3円、高金利通貨で知られるニュージーランド・ドルでは 、1ニュージーランド・ドルにつき往復4円から6円 もかかってしまいます。(ネット銀行で低く設定されているのはドルと同様、2022年3月現在)

 

外貨建てMMFの為替手数料は、大手証券会社では1米ドルにつき往復1円で設定していますが、ネット証券や一部の証券会社では50銭以下となっています 。外貨預金よりも低コストで換金性が高い商品です。外国投信や外国株式、外国債券などは為替手数料に加え、購入手数料、証券会社に支払う口座管理料も別途必要になってしまう場合もあります。

 

最後にFXの手数料ですが、現在では無料のFX会社が大半を占めています。次項で詳しく説明しますが、買いレートと売りレートとの差であるスプレッドも 1ドルにつき往復で0.4銭から2銭(2020年1月現在) ぐらいしかかかりません。機動的に売買をしても、FX入門者や初心者の方でさえ、手数料で利益がなくなってしまう心配はないでしょう 。

 

外貨投資のコストとその種類

図10 外貨投資のコストとその種類

結論:FXは外貨預金と比較すると、手数料が安く、金利も高く、円高にも対応できる!

分散投資のメインはやはりローリスク・ローリターンのものにしなくてはなりません。日本でマイナス金利が続いている現状では、外貨預金は投資信託などと並び王道といえるでしょう。しかし、この世界的な低金利時代においては、先進国通貨の外貨預金では手数料で金利が帳消しになってしまうこともあるでしょう。

 

一方、FX会社での外貨預金は手数料が安いことに加えて、銀行の設定する金利よりもFX会社が設定するスワップポイントの方が概して高く設定され、しかも、満期を迎えずとも毎日獲得できます

 

レバレッジ1倍にしてリスクを同等にすることを条件に、外貨預金からFX口座に資金を移してみることも考えてみてはいかがでしょうか?

 

松田遼司の解説

 

この4番目の記事では、今井先生は外貨預金はFX会社で行うべきと解説されています。1米ドル=119円となり、円安が進んでいます。ブルームバーグの記事にあるように3月のFOMCでFRBが利上げを行い、年末にはドットプロットの中央値では0.9%となるのに対し、18日の日銀金融政策決定会合で黒田総裁が利上げの予定はないと断言したからです。120円突破は時間の問題とされています。

 

日本株や債権よりも米国株や債権のパフォーマンスが断然勝っており、機関投資家は米国株や米国債権の投資を増やしています。また、ウクライナ危機のような有事が起きても、有事の円高とはならず、有事のドル高となっています。円安になっても工場の移転が進んでおり、貿易黒字が増えないという構造もあります。

 

こうした長期的にも円安が続く環境下において、銀行で外貨預金をしている方はこの機にFX会社に口座を開き、レバレッジ1倍でリスクを同じにしてFX会社で外貨預金を行うべきでしょう。

 

メリットは1.金利が高い、2.海外旅行に行く際などに引き出す際の手数料が安い、3.円高になると確信した際には外貨預金と同量の売り注文を出すことで円高で損をするリスクを無くせるという3点です。

 

米国株投資をするには円をドルに替えなくてはなりません。海外出張が多い方も、手数料が高いと出張のたびに手数料を沢山取られることになります。マイナス金利が続き、銀行に預けている資産の一部を進められるままに米ドル預金にされている方も多いでしょう。

 

こうした方は、今すぐにでも、FX口座を開設するべきなのです。詳細は下の記事にありますので、興味を持たれた方はこちらを参照ください。

 

SBIFXトレードと銀行口座での外貨預金の比較とSBI積立FXの始め方

 

当サイト内の文章・画像等の無断転載は厳禁とさせていただきます。引用される場合には、著作者名と当サイト名を必ず明示し、引用された部分をカギカッコで囲うなどの引用ルールを厳守ください。

 

記事のSNSでの拡散へのご協力、よろしくお願い致します!

Weblivre.inc
株式会社ウェブリーブル