• ホーム
  • 海外企業紹介
  • 起業・スタートアップのためのシリコンバレー等の注目企業紹介 SRIベンチャーズ4

起業・スタートアップのための
シリコンバレー等の注目企業紹介 SRIベンチャーズ4シニア・女性・学生の起業でも注目のスタートアップ

2020/08/11

アタッカーズ・ビジネススクールのスタートアップを目指すシニア・女性等への起業のアイデアとなるシリコンバレーの注目企業紹介のコラム。

今回はSRI VenturesのVCとの協力関係と専門チームについて紹介していきます。

起業家・アントレプレナー注目!SRI International/Venturesがスピンアウトした主な会社とその分野とは?

それではSRI InternationalとSRI Venturesがスピンアウトした60社の中から代表的な会社、その分野と概要について見ていきましょう。赤字SRI Venturesによるものです。未来の起業家・アントレプレナーである閲覧者の方もいくつかの名前は聞き覚えがあるだろうと思われます。

IT分野

Abundant Robotics:りんご収穫ロボットを開発。

Applied Communications: Weitbrecht Communicationと改名。難聴者のためのモデムを開発。

American Microsytems: 半導体企業。モトローラからスピンアウトしたOn semiconductorに買収された。

Anderson-Jacobson: 現在のCXR Networks。モデム開発のパイオニア企業。

Cybercash: 電子決済会社。Verisignが買収

Desti: SiriのベースとなったAI技術を使用した旅行ガイドアプリを提供する企業。Nokiaが買収。

Etak: ナビゲーションシステムのためのデジタルマップを提供。Tele Atlasが買収

Firetide: 安価ですぐに使用できるW-Fiサービス提供会社。Unicomが買収

Global Internet Access Service: インターネット・サービス・プロバイダー。NTTが買収

Global Internet Softwear: ネットワークセキュリティ・ソフトウェア会社。Ciscoが買収

Katun Corporation: 世界最大のコピー機部品会社。バンク・オブ・アメリカに買収される。

Kestrel Institute:コンピュータ・サイエンス研究所。AIソフトウェアを提供。

Kuato Studios: ロンドンを拠点とする楽しむためでなく学ぶためのゲーム開発会社。SRIのAIやパーソナルアシスタント機器の技術を使用している。

Meta: ビッグデータ解析企業。2600万もの論文を分析、1400万の研究者を抽出した。Chan Zuckerberg Initiativeが買収

Microbot: 教育用のミニチュアロボット開発企業。UMIが買収。

Native Softwear: インターネットデータベースを開発。Protera Sytemに改名後にExigenが買収

Nuance Communications: 会話認識、AIなどを提供するコンピュータ・ソフトウェア企業。ゼロックスのスピンアウト企業と統合ナスダック上場企業

Ordinate Corporation: 英語テスト提供企業。フォーチュン500企業に採用され現在まで3億5千回も使用されているとのこと。学習大手のPearsonが買収

Raychem: 軍事や航空産業用に原子力を初めて商品化した企業。2000億円以上の売上を誇っていたがTycoに買収された。

Redwood Robotics: 簡単にプログラムでき、安価で安全に作業できる新世代ロボットアームに特化したロボット。Google Xが買収。

Rooftop Communications: ワイヤレスでインターネットにアクセスできる機器を提供。ノキアが買収。

Secure Soft: セキュリティデータベースを提供、Crosslogixと改名後BEA Sytemsが買収

Siri: 音声通話アシスタントソフトウェアを提供。アップルが買収してiPhone4sから採用されている。

Sportvision: 小さくて早いために見えにくいNHLのホッケーの黄色のパック、NFLのファーストダウンの場所を示すイエローライン、NASCARでどの車かが分かるための車上の旗など様々なスポーツのテレビ観戦に役立つヴァーチャルイメージを提供。SMTが買収。

SuperFlex: 歩行や重いものを持ち上げるなどのあらゆる行動を補助する人工筋肉ロボットスーツ会社。Darpa向けに兵士が数十キロの重い荷物を背負っても軽く感じられる用途で開発された商品を民生化。スピンオフ後に10億円を調達。現在はサイズミックと社名を変更、衣料品として日本でも蔦屋家電で紹介された。

Symantec: サイバーセキュリティソフトウェアの大手

Tempo AI: iPhone用のスマートカレンダーを提供。

TGV: 通信ソフトウェア会社。Ciscoが買収

Tout: SNS企業。Toutsと呼ばれる15秒の動画を送付できる。2011年にNBAのスター・プレイヤーだったシャキール・オニールが引退会見をToutsで行い話題となった。

Trapit: AIを利用して個人の関心を掴み、パーソナライズされた情報を提供するキューレション・サービス企業。

Verbatim Corporation: フロッピーディスクなどの記憶媒体の提供。三菱化学が買収

Wireless Security Corp: Wi-Fiセキュリティー・システムの提供。McAfeeが買収

ファイナンス・法務・調査・コンサルティング

DetaQuest: 日本の大手半導体企業の殆ども顧客だったIT分野に特化した調査会社ACNielsen、その後はGartner Groupが買収

E-Trade: 株式などの電子取引システムの提供ナスダック上場企業モルガン・スタンレーが買収

Fair Isaac Corporation: 現在のFICO。米国ではそのFICO Scoreが消費者の信用リスクを計る基準とされクレジットカード会社の大半で新顧客管理に使用されるデータ分析会社。

Failure Analysis Associates: 現在のExponent。エンジニアリングに特化したコンサルティング会社。ナスダック上場企業

Institute of Future: シンクタンク

バイオサイエンス

Artificial Muscle: アクチュエーターやセンサーの開発。Bayerが買収

Intuitive Surgical: 手術用ロボットのda Vinci の開発。

Menlo Biomedical:医療や薬学の調査会社。Isis Researchが買収

Orchid Cellmark: 英国にあるDNAに基づく犯罪科学テスト企業。DNAによる指紋検査を発明した。

Telesensory systems: 失明または視覚に問題がある方のための補助器具を開発。

Verb Surgical: 手術用ロボット。

食品

Ridge Vineyards: 日本にもファンの多いカリフォルニア・ワイナリー。

いかがでしたでしょうか?
買収された、または英語版のウィキペディアがある会社でさえ、こんなにもあるのです。

個人的にはSiriやda Vinciを別とすれば、筆者自身がかつて顧客であったDetaQuest、アメリカのスポーツ番組を見ているとすごいと思っていたシステムを提供しているSportvision、ロボットスーツのサイズミック、新世代ロボットアームのRedwood Robotics、ビッグデータ解析のMeta、SNSのTout、スマートカレンダーのTempo AIなどが興味をひきました。

これで8回に渡ったSRI Internationalの紹介は終了です。次回はSRI Venturesがスピンアウトしてきた多くの企業の中から、日本の起業家・アントレプレナー候補生であるみなさんも興味が持てるであろうVerb Surgical社について解説します。