• ホーム
  • 海外企業紹介
  • 起業・スタートアップのためのシリコンバレー等の注目企業紹介 アルファベット1

起業・スタートアップのための
シリコンバレー等の注目企業紹介 アルファベット1シニア・女性・学生の起業でも注目のスタートアップ

2020/08/14

アタッカーズ・ビジネススクールのスタートアップを目指すシニア・女性等への起業のアイデアとなるシリコンバレーの注目企業紹介のコラム。

今回からは4回にわたり、グーグルとその親会社であるアルファベットについて解説していきます。まずは、子会社にあたるグーグルについて見ていきましょう。

起業家・アントレプレナー注目!Google(グーグル)の登場によって検索エンジンの品質が一気に向上した!

Google(グーグル)は、1996年にスタンフォード大学の博士課程でロボット検索エンジンについての研究を行っていたラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンが、該当サイトにリンクを張っているページの品質と数によって検索順位を決定するページランクという概念を考えついたことに由来します。

当時は、ロボット検索エンジン会社としてはInfoseek(以下インフォシーク)やExcite(以下エキサイト)が主流でした。しかし、検索順位を検索されたワードの表示回数で決定していたため、その順位は正確とは言い難かったのです。そのため、YahooやMSNが採用していた、検索結果を手動でサーファーが集めてきて登録していくというディレクトリー検索エンジン(エンターテインメント>音楽>洋楽>ロック>ハードロック>クイーンというようにクリックで目的のサイトまでたどり着く)が、米国においても人気を集めていました。

上記のようにロボット検索エンジンにとっては不利な環境下でしたが、ページランクの概念が評価され、Googleは1998年にサン・マイクロシステムズの共同創業者から10万ドルの融資を受け、SRI Internationalのあるメンローパークに設立されました。同年には、Amazonの創業者ジェフ・ベゾスなどのエンジェル投資家から、100万ドルの融資を受けました。

1999年には現在のパロアルトに本社を移転、セコイア・キャピタルなどから2500万ドルの出資を獲得すると、一気に事業を拡大していきます。

余談ですが、セコイアなどからの大口出資を受ける前にGoogleはエキサイトに100万ドルでエグジットを提案したそうですが、エキサイトはその申し出を断ったそうです。

その後のグーグルの躍進の結果、エキサイトは2001年に経営破綻、会社を売却することとなりました。インフォシークやエキサイトは日本ではまだ運営されていますが、米国ではもう存在していません

こうした将来性を見る目を持つことがいかに重要かということを、起業家・アントレプレナーを目指すみなさんは、頭の中に刻み込んでおいてください!

起業・スタートアップを目標とする方必見!グーグルの躍進の理由は検索連動型広告への参入!

検索エンジンとしての優秀さを認められたグーグルでしたが、ロボット検索エンジンの提供というビジネスモデルでは、ポータルの数×提供金額=売上となり、収益はたかがしれています。

そこでGoogleは、2000年にリスティング広告とも呼ばれる検索連動型広告に進出、この結果売上と利益が急増していくことになります。

ここで、パソコンでGoogleのウェブサイトを開き、なんでもよいので、好きなキーワードを検索してみてください。
すると、トップページを含めた全てのページにおいて、17個の検索結果(Webサイト)が表示されていることに気づかれると思います。

この17個のWebサイトのうち、トップの4個とボトムの3個には「広告」という文字がタイトルの左上に表示されています。これが検索連動型広告です。

検索連動型広告は、実はOverture(旧GoTo.com)という会社が発明したものでし。2000年当時は、Yahooなどの有力ポータルに検索連動型広告を提供していたOvertureが、グーグルの売上を上回っていました。その後グーグルが著作権を侵害しているとOvertureが訴訟を起こしました。しかし、OvertureがYahoo!に買収されると、Yahoo!は2004年にグーグル株と引換えに、グーグルに永久ライセンスを与えました。

その結果グーグルは、現在でも主要な収入源である検索連動型広告を、続けることができるようになったのです。エキサイトがエグジットを断った件といい、運がやはり非常に重要だということが未来の起業家・アントレプレナーであるみなさんに、ご理解いただけたでしょう。そして、成長し続ける収益モデルを持つことが必須だということも、覚えておいてください!

当初ペイジとブリンは、検索結果の質を重視するあまり、検索連動型広告への進出には乗り気ではありませんでした。そのこだわりを捨てていなかったならば、今のグーグルの成功はなかったでしょう。

そして同年グーグルはIPOを果たし、時価総額は230億ドル、約2500億円になりました。今考えると、安すぎです。この時グーグル株を買っておくべきでしたね!

次回は、グーグルの検索エンジン以外への分野への参入と、そのビジョンについて解説していきます。