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起業・スタートアップのための
シリコンバレー等の注目企業紹介 アルファベット3シニア・女性・学生の起業でも注目のスタートアップ

2020/08/19

アタッカーズ・ビジネススクールのスタートアップを目指すシニア・女性等への起業のアイデアとなるシリコンバレーの注目企業紹介のコラム。

今回は、グーグルにとっては創業時からの根幹事業である検索エンジンの機能の向上とその検索結果におけるゴールについて解説していきます。

起業家・アントレプレナー注目!グーグルの検索エンジン事業におけるMissionとE-A-T、YMYLとは?

Googleの検索エンジン事業におけるMissionとは、有益で関連性の高い検索結果の提供であり、それは創業時と変わっていません。

しかし、1996年に考案されたページランクに変わり、2015年に発表されたSearch Quality Evaluator Guidelines(検索品質評価ガイドライン )の中で初めて E-A-TとYMYLという概念が導入されました。

Search Quality Evaluator Guidelinesはその後2018年6月20日、2019年5月16日の2度アップデートされています。

ページランクとは、第1回目の解説の中で紹介しましたように、該当サイトへの被リンクの数と被リンクの品質によって検索順位が決定されるという考え方です。

それに対してE-A-Tとは、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)からなる造語です。該当分野における、権威のある専門家が書いた、論文などから引用された信頼性の高い情報も併せ持つサイトが上位表示されるべき、という概念です。

一言であらわすと、高品質のサイトが上位にランクされるべきということです。詳細はサクラサクラボの記事を御覧ください。

YMYLとは、YOUR MONEY YOUR LIFEの略であり、医療、健康、政治、法律、投資、ローン、財務アドバイスなど、あなたのお金や人生、将来の幸福、健康、財務の安定性に影響を与える分野を指します。

起業・スタートアップを目標とする方必見!E-A-TとYMYLの米国と日本における現状は?

米国においてはYMYL分野におけるE-A-Tが既に実装されており、品質の高いサイトがトップページを占めています。

残念ながら日本においては、E-A-Tの導入が遅れています

その理由としては、

  • 英語など欧米で用いられるアルファベットではなく漢字という独特の言語を使っている
  • 世界最大の人口を有する中国がグーグルの閲覧を禁止しているため、世界で漢字を使用する国家は日本と台湾しかない

という現状が理由と推測されます。

しかし、起業・スタートアップをターゲットとされているシニアや女性などのみなさんならご存知でしょうが、2016年に医師ではない素人が医療記事を書くというスキャンダルが起き、テレビなどマスコミでも大きく報道されました。

この件はグーグル本社にも届き、大きく問題視されました。世の中をよくするというGoogleの目標と正反対のことが起きたためです。その結果、日本でも医療分野に限り、2017年12月にE-A-Tが実装されました。

E-A-Tの導入により、日本においても医療分野のみにおいては、素人が書いた低品質な記事は100位以下の圏外に追いやられ、現在では医療論文、病院のサイト、医師が書いたブログなどが上位に表示されるようになりました。

それまでと比較すると、利便性は天と地ほどの差があります。

例えば、筆者は最近右の上腕部に痛みがあったのですが、上腕筋 痛みとグーグルで検索することでトップに表示された「のざと診療所」という大阪府の医院のウェブサイトの該当ページにいきつきました。そして、自分の障害が頸肩腕障害というものであること、さらに症状についても、病院に行かずに調べることができました。2017年12月以前には全く考えられなかったことです。

残念ながら医療分野以外では専門家以外の素人が書き、それをコピペしたキュレーション・サイトが横行しているのが、日本の検索結果の現状です。

しかしこれは、グーグルが望んでいる、ユーザーにとって最良な検索結果が表示される世界とは、全く逆の状況です。

繰り返しになりますが、グーグルが望んでいるのは人々の幸福であり、ユーザーのためになる検索結果です。

将来の起業家・アントレプレナーであるシニアや女性などの閲覧者のみなさんも、お金儲けよりも世の中の役立つという理念を掲げるべきだということを、是非とも忘れないで頂きたいです。

次回はグーグルの親会社であるアルファベットについて見ていきましょう。