• ホーム
  • 海外企業紹介
  • 起業・スタートアップのためのシリコンバレーの企業紹介 GoogleGlass (グーグルグラス)2

起業・スタートアップのための
シリコンバレーの企業紹介 GoogleGlass (グーグルグラス)2

2020/11/20

アタッカーズ・ビジネススクールのスタートアップを目指すシニア・女性等への起業のアイデアとなるシリコンバレーの注目企業紹介のコラム。今回は、グーグルのAR(拡張現実)プロジェクトであるGoogleLens(グーグルレンズ)とAR機能Playground(プレイグラウンド)について、将来の起業家・アントレプレナーであるみなさんと共に見ていきましょう。

起業家・アントレプレナー注目!ARとVRの違いは?

まずは、ARとVRについて、簡単におさらいをしておきましょう。

ARは、ウィキペディアにあるように、拡張現実と訳されます。現実の拡張ですから、自分を取り巻く現実の環境の中で、あるものについては付加し、あるものは削除することで、構築される世界です。

それに対して以前流行したVRは、人工的に造成される空間を指します。

VRは仮想現実と訳され、ユーザーは今見ている世界が現実でないと理解しています。それに対してARは、現実の世界をベースに、あるものを強調し、あるものは減衰させるので、ユーザーは現実の部屋にいて実際に存在するものと、存在しないものに囲まれているということになります。

コンピュータが視覚・聴覚・触覚に訴えて、現実の物体と架空の物体とを混在させるのです。ツールとしてはVR時代からお馴染みのゴーグルタイプやメガネタイプのHMD(ヘッド・マウント・ディスプレイ)が使用されます。

そしてこのARもまた、自動運転や手術用ロボットなどと同様に、米国で軍事用として研究されたものが先駆けとなっています。

起業・スタートアップを目指す方必見!GoogleLens(グーグルレンズ)とは?

グーグルは、検索ロボットにより、人々が調べたいものを手に入れるようにしたわけです。サイト検索結果だけでなく、画像や動画も加わりました。しかし、現実の世界を見せられるわけではないのでGoogleGlass(グーグルグラス)が開発されたという逸話は、前回説明したとおりです。

しかしプライバシーの問題で、Google Glass(グーグルグラス)は一般発売が中止に追い込まれてしまいました。そこで、Google Lens(グーグルレンズ)は、スマホを通じてカメラに写った現実世界を検索できるようにしています。

海外旅行をした際に母国語でない看板があった時には、グーグル翻訳が機能します。雑誌で気に入った服が見つかった際には、画像と類似した商品を検索できます。

初めて入ったレストランで何をオーダーするか迷った場合には、グーグルマップが人気メニューを画像つきで教えてくれます

こうした検索と現実世界の融合だけでなく、Google Lens(グーグルレンズ)はAR的要素ももっています

起業家・アントレプレナー注目!Google Lens(グーグルレンズ)のARカメラ技術とPlaygroundとは?

GoogleのAR技術は、現実の世界にデジタル・コンテンツを、まるでそこに存在するかのように、重ね合わせてくれます

グーグルのPixel3以降のスマホで使用できるGoogle Play(グーグルプレイ)のアプリPlayground(プレイグラウンド)について解説しましょう。以前はAR Stickersと呼ばれていたのが、2018年に発表された最新版から改名されました。

Google Lens(グーグルレンズ)により映し出された現実世界の写真や動画の中に、現実には存在しないキャラクターやイラストを組み込むことができるアプリがPayground(プレイグラウンド)です。

全世界で映画興行記録を塗り替えているマーベル・コミックスのキャラクター、「アイアンマン」などを、画像に表示させることができます。

さらに、絵文字や吹き出しを使用して、みなさんオリジナルの写真や動画を作成することができます。アイアンマンと一緒にポーズをとってセルフィーもできるわけです!現在の外出制限中にはまさにぴったりのアプリですよね?

起業・スタートアップを計画しているシニア・女性・若年層の方々の中には、それぐらいのことは今までもできたと思われる方もいるかもしれません。しかし、今までのアプリとの違いは、そのリアルさです!3D映画の『アバター』を観て、今までの2D映画とは全く異なる世界を体験したと感じられたと思います。このPlayground(プレイグラウンド)に出現してくるキャラクターの立体感、動き、影まである細部の演出のリアルさは半端じゃないです!

さらに、プレイ文字を使用すると、キャラがみなさんに反応してくれるのです。アップルファンでiPhone以外のスマホを使ったことがない筆者も、Pixelに買い換えようかと思ったほどです。

キャラクターにはポケモンなどの癒し系もいるので、自撮りをしてキャラクターと触れ合って癒やされるという使い方もできます。自撮りしながらリアルなキャラクターを撫でてあげると嬉しそうな表情などをしてくれるので、ここまで来るとヴァーチャルペットを飼っているようなものですね。

猫好きな方でマンションの規約で飼えない方などは、ぜひとも試してみてください!日本版も存在しているようですので!

起業・スタートアップを目標とする方必見!ARCoreとは?

ARCoreは、2018年に発表されたグーグルによるAR用のソフトウェア開発キットです。Playground(プレイグラウンド)を使用するには、最新版のARCoreをインストールする必要があります。

スマホのカメラを通じて見える実際の映像にVRを付加したものです。3つの技術が使用されています。

1つ目は6DoFと呼ばれる上下、左右、前後の3軸の動きに加えてそれぞれを軸として回転する動き、航空機では上下を軸として水平に回転するヨーイング、左右を軸として上下動する仰角変化に用いられるピッチング、前後を軸として回転するローリングを加えた、6軸を自由に使用できる技術です。航空機の他には、ロボットやロボット・アーム、ゲームコントローラーでのキャラの動きにおいて実用化されています。この技術で現実の世界に対してスマホがどのポジションにあるのかを認識することができます。

2つ目は、地面やテーブルなどの水平面の大きさや場所を認識するための環境理解です。

3つ目は、光の状況を確認するための光量認識技術です。

Playground(プレイグラウンド)がARをスマホで実現しているのは、実はこのARCoreの3つの技術を使用しているからなのです!

次回からはNest labついて解説していきます。

著者:ポッシュF
東京大学卒業後、世界のトップ20に入るアイビー・リーグのMBA修了。外資系IT企業のアナリスト、エグゼクティブ、Web社長等を歴任。3度起業し、2度のエグジットに成功している。
FX業界の重鎮である今井雅人氏の5冊の著書を再構成・無料公開した「FX初心者の資産形成・運用向け今井流FX入門・始め方と口座比較」の講義解説者でもあり、今井氏と並ぶトップFXアナリストの西原宏一氏につけられたあだ名がポッシュ。FはFXのF。