起業・スタートアップのためのアドバイス9
スタートアップ時の印鑑の選び方

2020/09/18

アタッカーズ・ビジネススクール(ABS)のシニア・女性等への起業のアイデア・スタートアップのためのアドバイスの第9回。前回は、起業する場所の決め方についてお話ししました。今回は、スタートアップする際の印鑑の選び方について解説していきます。

3回起業した経験に基づく印鑑とその重要性について

印鑑は、会社設立時に必ず作成しなければならないものの一つです。会社と共にずっと付き合っていくものですので、実は慎重に選ぶ必要があるのです。

筆者自身の経験では、起業・スタートアップ時にここに力を入れず、いい加減にオフィスに一番近いチェーン店のようなところで作成してしまったことがあります。その会社は、結果として休眠となってしまいました。しかし、そこで世の中に先駆けて開始したビジネスが、その後キュレーション・メディアとしてもてはやされることとなりました。出資してくれた友人からは、タイミングが早すぎて残念だったねと言われたことが思い出されます。

もう二つの起業した会社もイグジットはできたのですが上場には至らず、友人から教えて頂いた最後にご紹介するハンコ屋さんに連絡が取れるまでは会社の設立を延期するべきだったのではと、悔やまれます。

起業家・アントレプレナー必見!欧米人は日本人よりも非科学的なジンクスを重視する!

日本では、インテリ層は、非科学的なジンクス担ぎのようなものを敬遠する傾向があります。しかし、欧米では、投資銀行家の間では西洋占星術の研究が盛んであり、満月の夜には気をつけるようになどの、様々なジンクスが存在します。

ヘンリー王子との王室離脱で話題となっているメーガン妃が出演していた欧米で話題となり日本でもリメイクされた法廷ドラマ「Suits」でも、主人公の弁護士ハーヴィーと秘書のドナが、裁判の前には缶切りを使った秘密の儀式をしています。

また、日本でも、スポーツ選手や株・為替ディーラなどは、試合の前にはカツ丼を食べる、縁起の悪い店には二度と行かないなどの験担ぎをするのは広く知られています。

スポーツといえば、私が応援するとそれまで勝っていたチームが急に負けたりすることが多く、自分が応援しない方がいいのではと真剣に悩んだことがあったのですが、世の中にはもっと凄い方おられるようです。

このCNNの記事にありますように、カンザスシティー・チーフスの熱狂的なファンだが彼が球場で観戦するといつもプレーオフでチームが負けてしまっていた有名なファンの方がいるそうです。今年のプレーオフでは彼が球場を出た後にチームが大勝したことが友人の間で話題となり、彼はチーフスからいろいろなギフトを頂く代わりに、自宅観戦するように頼まれたとのことでした。

彼が球場に出向かなかったのが幸いしたのか、チーフスはスーパー・ボウル進出を遂げました。そしてスーパーボウルでは、終盤の劇的な逆転で49ersを降し、1970年以来50年ぶりの優勝を遂げました!

このように、アメリカ人は実はジンクスというものを非常に重視していることが、未来の起業家であるシニア・女性などの読者にもお分かりいただけたと思います。日本人よりも信仰心があついことが、理由なのかもしれません。

起業・スタートアップを目標とする方必見!会社の命運を握るのは人材、ビジネスプランや資金よりも運?

上場している友人の会社を見ていても、やはりタイミングが重要だったのだという会社が、多く見受けられます。

例えばグーグルが検索連動型広告のパテント権の訴訟でオーバーチュア(現ヤフー)と和解していなく、アドワーズが消滅していたら、ネット広告会社がここまで業績を伸ばすことはなかったでしょう。

上述の、一時は飛ぶ鳥を落とす勢いだったキュレーション・メディアも、私が行っていたような専門家が書いた記事からなるサイトは問題ないのですが、素人による間違った情報をコピペして量産していたようなサイトは、「シリコンバレー等の起業紹介」のアルファベット(グーグル)の回で紹介したE-A-Tが出現してからは、欧米では圏外に追いやられてしまっています。

また、もうしっかりとした基盤を築いている大企業でも、現在進行中の新型コロナ・ウイルスの流行に今後振り回されることになるでしょう。現在は起業・スタートアップには最悪のタイミングなのかもしれません。

特にシニア・女性・若年層などの閲覧者の方々が目指すベンチャー企業においては、タイミングを含めた運が会社の存亡に大きく影響するのだということを、肝に命じておいてください!

起業家・アントレプレナー必見!印鑑は会社の運を大きく左右する!

ここまで読んで頂いた起業家・アントレプレナーを目指しているみなさんは、印鑑を適当に作るのはよくないのだと思い直していただけたのではないでしょうか?ビジネス・プランを作成するのと同じくらいの時間とエネルギーをかけて、印鑑についても勉強する必要があるのです。

それでは、シニア・女性・若年層など起業をめざす読者の方と一緒に、印鑑の選び方について見ていきましょう。法人印鑑には実印、銀行印、角印の3種類を作成する必要があります。その他には、住所を書く手間が省けるゴム印も、作成されることが多いです。

印鑑の作成はネットでの作成と店舗での作成、プリントか手彫り、大きさ、書体、材質に分けられます。

まずネットでの作成と店舗での作成ですが、運とは関係がないので、どちらでも問題ないでしょう。筆者自身、ネットと店舗の両方で会社印を作成した経験がありますが、ネットでも印影などについて確認できますし、わざわざ店舗に出向く必要もないと思います。ここは、個人の趣向で決めていただければよいのではないでしょうか。

次にプリントか手彫りですが、もちろん手彫りが手間もかかっておりおすすめですが、運とは関係ないです。そこは費用との兼ね合いもありますので、余裕資金の量によるでしょう。

そして大きさですが、これも好みによります。ただし、銀行印と実印との区別がつきにくいので、銀行印よりも実印を大きくすることを、オススメ致します。コストは多少高めになりますが、銀行印と実印がどちらかをいちいち確認するのも面倒ですし、万一間違えて捺印するリスクを考えると、ここは大きさを変えるほうがよいと思われます。

起業・スタートアップを目標とする方必見!運を左右するのは書体と材質!

次に書体ですが、一般には篆書体という書体を採用される方も多いようです。偽造しにくく、パスポートなどにも使われている書体です。

しかし、この起業アドバイスの記事では、印相体をおすすめ致します。理由は、縁起がいいとされるからです。

印相体は印鑑の周囲と文字が接するように掘られおり、文字が印鑑の外に拡がる印象があります。そのため、運が八方に拡がるとされ、「八方篆書」とも呼ばれています。

いわゆる縁起物であり、「吉相体」という呼び方もあるそうです。

最後に材質ですが、神社仏閣建築に用いられる木材である本柘(つげ)が一番のようです。

日本では、中国から伝わった九星気学(お正月になるとみかける一白水星など生年により人を9種類に分ける占い)が、広く信じられています。印鑑に適した開運の材質が語り継がれてきたようで、象牙が高い人気を誇るのも九星気学が理由とのことです。

現在では象牙は取扱い禁止なので主流は水牛と柘ですが、象牙や水牛に効果があるとされたのは、上述の九星気学を用いて高価な象牙や水牛をあてはめたことが理由のようです。

このように伝統的には柘が一番のようですが、耐久性や見た目を重んじる方はそれほど高価ではない水牛もありなのではないでしょうか?

そして、最近人気が出てきたチタンや水晶などの鉱物は、九星気学では運気を下げるとされていたので、古来印鑑として使われてこなかった材質です。近年のパワーストーンブームと高価であるという理由からこうした印鑑が出てきたようですが、歴史的な観点からオススメは致しません。

Web業界の起業家・アントレプレナーでは知らぬ人のいない印鑑店とは?

最後にWeb業界で起業した方にはよく知られている印鑑店を紹介しておきます。山本印店という世田谷区三宿にある店です。

以前は月曜から木曜の朝9時からの電話で翌日の午後1時から4時の予約を受け付けていたのですが、現在は正午からとなっているようです。まず電話が繋がることはないと言われていますが、ある知人は最近電話が繋がったそうで、強運の持ち主だと店主から褒められたそうです。

筆者は数回電話しただけで諦めてしまいましたが、数千回かければつながるかもしれません。また、将来の起業家・アントレプレナーであるみなさんは、起業後に成功するために最も重要な運を試すことができるでしょう。是非ともトライしてみてください!

次回は起業、印鑑作成に適した日時について解説していきます。

著者:ポッシュF
東京大学卒業後、世界のトップ20に入るアイビー・リーグのMBA修了。外資系IT企業のアナリスト、エグゼクティブ、Web社長等を歴任。3度起業し、2度のエグジットに成功している。
FX業界の重鎮である今井雅人氏の5冊の著書を再構成・無料公開した「FX初心者の資産形成・運用向け今井流FX入門・始め方と口座比較」の講義解説者でもあり、今井氏と並ぶトップFXアナリストの西原宏一氏につけられたあだ名がポッシュ。FはFXのF。